2008年04月06日

216「こころげそう」畠中恵 〈図〉



畠中さんの新作〜。
なぜかずっと「こころげ草」だと思ってました(笑)
正しくは「心化粧」だそうです。意味は本を読んだら載ってます。
「男女九人お江戸の恋ものがたり」とあるのですが、まぁ既に奇数ですし、全員がハッピーエンドになるような話ではありません。
好きな人ではなく、いい御縁の方へ嫁がなくてはならないような現実が切ないです。
初っ端から主人公である宇多なんて、想う相手は幽霊ですからね。
でも、弥太には驚かされたなぁ、やるじゃねぇか。
幽霊となって蘇った於ふじは宇多の事をどう思っていたんだろうなぁ…。
そこが一番気になる!
ああ、もう宇多のヘタレーーーー!!
その気のない相手には、いくらでも顔を近づけたり、優しい言葉を掛けられるくせに、気になる相手にはもう全然だめだめなんですよ。女の敵ですよ!!

各話ごとにそれぞれ事件があって、謎があって。そして大きな流れとして、於ふじがなぜ死んでしまったのか、というミステリ部分も軸としてあります。そして恋愛も絡んで…。お、こうしてみると盛りだくさんですね。

やはり亡くなった方は、生きてる人と関わりを持ってはいけないのかもしれません。現実を受け入れて未練を断ち切るために。
やっぱり、はぁ。
人が死ぬ事前提の話って切なくてしょうがない。
posted by さみお at 20:53| 北海道 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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