2009年09月14日

454「魔王」 伊坂幸太郎 〈友〉



モダンタイムス」を読んだ後に借りました。「魔王」。
確かに話としては直接関係はほとんどありませんね。
やっとこの本の最後の方で「安藤潤也って、そういやいたわ」と思い出したくらいで。彼の謎の金策はこれだったのね…。そして実際世界を変えるために使ったんだ、と思うと凄いなと思うのですが。

「ゴールデン・スランバー」と「モダン・タイムス」ときてこれを読みましたが(順番まるっと逆ですが)作者は現代日本に警鐘を鳴らしてると考えていいですね!(断定)

この単行本には、「魔王」と「呼吸」という二作が載っていまして、実を言うと「魔王」の方にはイマイチ主人公に共感できず…。「呼吸」の方がすっきりしました。男女の違いのせい?
まぁ確かに「モダン・タイムス」を読んで、たいして日本は良くなってないなと思うと、犬養首相はどうよ、になりますが(でも50年後だしなぁ)、じゃぁそれまでと変わりない他の政治家だったら良くなってたのだろうか?と考えると、決してそうは思えない。
私も犬養さんに投票するね!
たとえ彼が民衆を意のままに操ろうと考えてたんだとしても、少なくとも彼はずっと一貫して「自分で考えろ」と訴えてきたのだから。
それにちゃんと、公約である無駄の排除、5年以内に景気は回復、などをしてくれたのだし。
何かを実行するためには結局数が頼みじゃないですか。数=力として、力は力でしかありません。大事なのは方向性です。つまりはトップが正しい方向へ導いてくれるなら、私はファシズムで構いませんよ。「自分で考える」とちょっと矛盾するかもしれませんが。(そして「銀英伝」を思い出す私)やばいですか?私。どっちかいうとマスターの思考に近いですが。
ただ、トップが段々と違う方向へ行き始めると、きっとやばいのでしょうね。もうすっかり飼いならされてるわけだから、違うことに気付かない。命令されたからやる、てなるんでしょう。…結局堂々巡りな感じに…。人間はどうしようもないってことで結論付けていいでしょうかね、もう。
兄はそれが怖かったのでしょうか…。うーん、彼の思考に共感できてないから自信ないですが…。でも結局人間集団で動くものだと思うんですけど。
そしてタイトルの意味も解りません;作中には出てきはするんですけど。あらゆる恐怖の象徴とか…?(適当)
ついさっき「死神」が出てると知ったので確認したのですが、(彼はあんなにグチっぽかったか…?;)もし彼が判定を覆していたら何か変化があったのでしょうか…。

作中の外国に対しての感情はぶっちゃけ解りますが、だからといってあのように火を放ったりはできません、私。
だって国と個人とは別です。やっぱり団体になると何か違うものになるんですよ、人間ていうのは。
怒りのやり場がないんだろうなとは解りますが、だったら犯人のとこまで行きやがれ。

近頃つくづく我が国は外交下手なんだなぁと感じますね。島国な上に鎖国もしてたからしょうがないといえばしょうがないのですが。その間欧州はずーーーっと国同士で色々やってきて鍛えられてるのですから、経験値が違いすぎます。たかだか鎖国解いて数百年の若造にはたちうちできないわけですよ。
…と、どっかで読んだか聞いたかしました。なるほど。
結局国同士のやりとりってこどものけんかと同じにしか思えません。
どちらがよりわがままを通せるかですよ。外交の基本がそもそも違うから日本は弱いんだとも聞いたなぁ…。はぁ。どっかに白州次郎はいませんか。

あの憲法改正の投票方法は確かにだめだと思います(そして潤也君の意見には納得。怖いことだけど)。
実際国民投票が行われることになったら、その点はしっかりお願いしたいです。

あああ、話題が暗い;
明るい話が読みたいです…。
posted by さみお at 01:59| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 伊坂幸太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月14日

419「モダンタイムス」 伊坂幸太郎 〈友〉



こちら特別版です。雑誌掲載時の挿絵がまんま入ってるやつです。
一体いつから読み始めて途中止まってたんだよって話です。ええと、いつ借りたんだっけな;図書館ではなく、友人から借りたものでついずるずると先延ばしにしてしまいました。そしてあまりに間を置きすぎたせいで内容を忘れ、もう一度さらっと読み返すハメに。
しっかしこれ616ページもあるんですね。
友人に「持って帰るの大変だから借りてって」と言われ、持ち帰った後重さを量ってみたら900gほどありました(笑)
なので読むのが大変です。個人的にはベッドのお供にしたいのですが、重いので手が疲れてしまいます。
持ち上げるのは勿論大変ですが、厚いので開いているのを支えるのが一苦労。のってしまえば読むのは早く済む内容なのですけどねー。

内容はと言えば…なんだか怖くなってくる未来です。ありえないなんていえない。というか既にそんな世界なんじゃ?
今まで読んだ伊坂作品にしてはちょっとすっきりしない終わり方だなと思いました。
えー小さい目的くらい達成できてもいいじゃん!と思わなくもない…。
が、できるわけない…。
なんていうかこう……生きていくの嫌にならね?

それにしても奥さん最強です。一体なにで鍛えたんでしょう。
そしてあんなことされても奥さんを愛しちゃってる主人公もある意味凄い。まぁ浮気さえしなきゃいい奥さんなのかも?
思考がシンプルでぶれないところが、彼には救いになってるのでしょう。
そして岡本くんがなんか段々いい人に見えてきて困った。
彼は彼で誠実に仕事をこなしてるだけなのね…。
いやー最初の方は本当読んでて痛かった;こえーこえー。3人組もウサギ面も怖かったけどね。

一応前作だという「魔王」も借りて読んでみようと思います。
友人曰く「全然関係ない」ということですが…。
posted by さみお at 23:22| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 伊坂幸太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月19日

270「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎 〈友〉




やっと、やっと読んだよ…!長いこと借りててごめん!
面白いと評判は聞いていたものの、あらすじも読むとこれはなるべく一気に読まないと、と思い、またその頃読む本が溜まっていたのもあってなかなか手をつけられずにいた作品です。
貸してくれた友とも言っていたのですが、この本は気力体力がある時じゃないと読めません。
まず気力がないと手に取れない。
だってケネディ事件のオズワルドにされる話だよ!?つまりは冤罪の話ですよね?読むの疲れるじゃないですか!
いや、確かに読むと面白いのよ。そしてラストの方はもう一気にいっちゃう。読み終わった後「あ〜面白かった」といえる作品なのですが。やっぱね、ほら国家権力に追われるってのは疲れますよ…。
「事実は奇なり」ですからねー。きっと現実にはもっとひどいことがあるんですよ!(断定)
こりゃ冤罪はなくなんねぇわ。

以前テレビで何十年も前の殺人事件で死刑が確定している犯人が冤罪ではないかと頑張っている人たちのドキュメンタリーを見ました。
うぎゃぁっっ。
こっ心が痛い…っ!
何せはるか昔のことだから暴力などで自白を強要している可能性が非常に高いらしいのです。証拠も捏造したりとかね。
当時の刑事さんは頑なに当時のことは話せないとか、こうに決まっているとかいう態度で、それだけで十分怪しいんじゃないの、アンタって感じですよ。
それよりも獄中にいる犯人ではないかもしれない人の心中がつらくて悲しい。冤罪だとして解放されたとしても、これだけの長い間拘束された時間は取り返せないのです。
あ、やべ、思い出したら泣けてきた。
権力は正しく使ってほしいですよ、ほんと。
posted by さみお at 01:02| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 伊坂幸太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月15日

239「死神の精度」伊坂幸太郎〈友〉



伊坂さんの本が映画になったのはこれで三本目?他にもあるのかな?
別の映画を見に行った時のこのお話の予告が、ちょっと見てみたいなーという気になりました(結局行って無いけど)
雰囲気合ってるなーと思いました。
すごく淡白な死神の一人称なので、全体の雰囲気がそれこそずっと雨が降っているかのような印象。
面白い事は面白いんだが、実はこの話から何を受取ればいいんだろう、とか迷いながら読んでました。
漫画とかで良くあるように、たとえば死の対象になった人間と接して、「この人間を死なせたくない」と思うような展開があるわけではないのです。
本当に淡々と仕事をこなしているのですよ、この死神は。
しかしどうも死神にも色々性格があるようなので、これは彼の特性らしい。
でも、最後の著者紹介を読んでびっくり。
日本推理作家協会賞短編部門を受賞していたんですね。
…ミステリだったのか!!
それと思ったのは三話目くらいなんだけど、そういえば小さな謎が全てにあったなぁ。
でもやっぱりそんな雰囲気は全然ないのよ。

それよりも私が気になったのは、むしろ死神界のシステムです。
事故死などの突発的な死においてのみ死神は関わっていて、その対象になった人間について1週間調査をして、「可」か「見送り」かの判断を下す。しかしほとんどは「可」ばかり。そして8日目にその死を見届ける。

…何のためにその制度が????

どうやって人選しているのかは調査部の死神も不明らしいですが、そもそものシステムが私には疑問です。
じゃぁ調査なんてしないでもいいじゃん。つか、何を調査してんだ?何を判断基準としてるんだ?(まぁほとんど「可」だからそれも本当に意味が無い)
初めは一応健康な人を死なせてしまうわけだから、その人が死に値するかどうか見極めていたんだろうか。
いや、死が罰になるという感性が彼らには無いはずだから、何か違う基準がきっとあったんだろうな。
でも死神もず〜〜〜っと同じ事やってるから、イマイチやる気が無くなってきたのか、皆おざなりなんだ、きっと(笑)

少なくとも調査部と情報部があって、男女の別もあって、性格も色々で、何千年もの寿命があって(死があるのか?)、音楽が無くて…。
姿がその都度変わるのですが、性別も変えられるんだろうか?本当の姿ってあるんだろうか?病死や自然死の管轄はどこなんだろう?

あああ、話とは関係ない事ばかり気になる〜。




「普通じゃない」

これ、確か天使社会が出てくるんですよね。
皆真っ白な服着てて、上司がミカエルだかラファエルだか有名な天使だった気がする。
本を読んで咄嗟にこれをイメージしてしまいました。

しかし何千年も人間達と関わっているくせに、色々と知らなすぎじゃないか、千葉。(たぶん、興味が無さ過ぎなんだろう)
他の「死ぬ前にいろいろとしてくれる」死神の話も読んでみたいもんです。
posted by さみお at 02:11| ☔| Comment(1) | TrackBack(1) | 伊坂幸太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月30日

122「アヒルと鴨のコインロッカー」伊坂幸太郎(友〉




えと、これも書いてなかったよね…?
なんでこう色々忘れてるんだろう。これも同じ友人から借りました。
この方の作品ここんとこやたら映画化されてますねー。
これも読む前に映画になるって事を知ったんですが、初めの方ちろっと読んで、配役に頷きました。瑛太&寧々ちゃんさいこー!(でも「謎の男」はちょっと微妙かな(笑)ごめんなさい〜)
映像での手法を知って、ちょっと見たいな〜と思ったんですが、話切ないしなぁ…。
本も読んでてどきどきしちゃいましたねー。たぶん、怖くて。
あんなシーンにはお目にかかりたくない。
やっぱり生きてる人間の方が怖いかも。またリアルに身近にある問題だったりするから、自分の身にもありえそうで、より怖い。
ドルジはあれからどうすんのかな…。
初めの方を読んだだけでは訳の解らない理不尽さに、主人公にすらイライラしてましたが、「広辞苑を盗む」が、あんなことに繋がっているとはなー。
でも大切な人が、それも何も罪も無い人が死んでしまったら、その原因を排除したいと私も考えるなぁ。(実行ができるかどうかは別ですけど)ちなみにそれが殺人だとしたら犯人には反省なんていらないから、そっこー死刑にしてほしい。今日会社で衿ちゃんも言ってたけどね、税金の無駄だから無期懲役とか止めて。
火サスみたいにね、まだ納得できる理由があるとかいうんならそりゃまた別ですけどね。最近の事件て、なんか、違うよね。ここ数日の新聞もそんな事件が多くてなんだかへこみますよ…。なんつか、自分の身に降りかかられたらやだなってのも勿論ありますけど、この国、大丈夫かってね。
…てまぁ、私もどちらかいうと未来を不安にさせてる側だろうけどさ。(犯罪犯してるって意味じゃありませんよ?念のため)
posted by さみお at 01:12| ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 伊坂幸太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月07日

110「陽気なギャングの日常と襲撃」 伊坂幸太郎(友〉




そんなわけで、回してない最初に借りたギャング達の第二弾です。
初め、「日常」で四人分の日常を読んだ後に「襲撃」が来ます。
これまたうまいこと伏線が全く無駄なく使用されております。
もう2巻になるとすっかり成瀬は大沢さんしか思い浮かびません。私の中の大沢さんの印象はテレビの「アナザヘブン」だったのに…(あんなにアロハが似あう人もそうはいないと思ったもんです)。
久遠くんはもっとあっさり少年が良かったねーと友と言っていたのですが、本に挟まっていた映画のチラシの久遠くんは笑顔が可愛かったです。やっぱ映画見たい。
しかし前作同様、こんなにスマートに(一応)犯罪を描かれると本当にできそうな気がしてきます。
子供には読ませちゃいけねぇな。
posted by さみお at 00:31| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 伊坂幸太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月04日

109「陽気なギャングが地球を回す」 伊坂幸太郎(友〉




友達に借りたんですが、その友人はなるべく本にカバーを掛ける人なんですね。
んで、借りてしばらくたってさー読もうかな〜と本をめくったら、それは続編でした。
すぐさま友にメール。
「ギャングが地球を回してない」と。

これの映画





に私はなぜか椎名桔平さんが出てると思いこみ、どっちの役だったかしら、どっちでもいいわ〜vなどと勝手に当てはめながら読んでました。
実際はでとりゃしないんですが。なんでそう思いこんでたのかはナゾです。
本を読んでネットで配役を確かめたら映画、見たくなりました。
佐藤浩一さんの響野!これが見たい!!友も「演説楽しそうね」と言いました。そーなのよ、あの声で朗々とうんちくたれてるのが見たい!

本はめちゃ面白かったです。気軽に読める1冊だと思います。
ただ私は、読み始めはどうもあの会話についていけなかったのですが(ハイセンスは私には感じ取ることは無理らしい)読んでく内に慣れてきました。そーかこういうのが格好いいというのか、なるほど。
緻密なストーリーっていうか無駄が無いなぁ、と読んで思いました。
あーこれさっきの!!っていう伏線がたくさんはってあります。
しかしコレ読むと本当に銀行強盗できちゃいそうな気分になってきてしまいますね。
posted by さみお at 01:03| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 伊坂幸太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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