2011年03月18日

695・696「玻璃の天・鷺と雪」 北村薫〈図〉

     


やっと読み終わりました、ベッキーさんシリーズ。一応主人公は英子なのにこういうのも変な感じですけれども。ベッキーさんの位置づけがちょっと私には不明なんですが(ホームズ的位置づけともなんか微妙に違う)、このシリーズは英子のおよそ中学生時代を描いてますからやはり英子が主人公なんでしょう。子どもから大人へ、という期間でしょうか。

1冊目から間が空いてしまったのは、ちょっと1冊目が難しかったという印象を持っていたからなんですね;
でも2、3冊目はそんなこともなくすんなり読めました。…いえ、とても文学的で(私が普段読む作家さんの中で一番です)色々と解らないところはたくさんあるんですけれども…;
昭和初期の情景もすごく細かく描かれていて、写真や地図など当時のものを知っているならタイムスリップした気分になれることでしょう。英子達にとっての総天然色はきっと私達の3Dなんでしょうね。
…というかメインがこっちでミステリはおまけかな…。

やはり北村さんの書く文章の印象は「美しい」ですね。綺麗でそして怖いです。
最終話のラストには愕然としました。
第二次世界大戦はいつだったかなーとはぼんやり考えてはいたのですけれども…。
それでも英子にも浮いた話が…!(この際身分差はおいときまして)と思っていたらこうくるんですもんねぇ…。

彼女のその後を描いてほしいなと思わなくも無いですが、それは読んだ人それぞれが想像できるのがやはり本の面白いところなのでしょう。
posted by さみお at 16:10| 北海道 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 北村薫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月05日

323「街の灯」北村薫 〈図〉




たぶんこれを読んだ方は皆思うのではないかと思うのですが、
ベッキーさんて何者!?
基本的に謎を解くのは15歳ほどのお嬢様なのですが、ヒントを与えるのは運転手の通称ベッキーさんという女性。
彼女は解っててそのヒントを出しているのか、否か。
いや、あれは解っているだろう。
今回は謎よりもそっちが気になってしょうがなかったです。
しかもなぜか謎以外の部分がどうにも頭に入ってこなくて参りました;なんでこんなに時間かかったんだか。

なんとなく時代の印象が被ったのがこれ。

     


いや、見直してみたら漫画の方は大正と明治なので10年から40年くらいの差があったんですけども。(小説の方は昭和7年だそう)
華族制度があって、日本が近代化し始めたとき。
うーん、北海道にいると身分うんぬんて本当縁がないですね。たまーに本家がどうの言う方もいらっしゃるみたいなんですけど。
高校のときの先生のお嫁さんが本州からいらしたそうですが、「北海道なんて!!」と反対されそうになったとか言ってたような(うろ覚え)
ラベル:街の灯 北村薫
posted by さみお at 19:16| ☁| Comment(1) | TrackBack(2) | 北村薫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月23日

290「野球の国のアリス」 北村薫〈図〉




ミステリーランドの新刊が北村さんだと知って、即座に図書館に予約。
実に可愛くて素敵なファンタジーでした。
ウサギさんを追いかけて、鏡の国へ紛れ込み、野球の試合をする女の子、アリスの物語です。
アリスがまた可愛くていいこなんだよね〜v
周りにいる男の子たちもみんな魅力的!いい男になるぞぉ〜〜v
んもう、ちょっかい出す理由なんて決まってるじゃないの!最後の台詞が決定打!蛇足と言ってもいいくらいよ!!
アリスの中学生活が実に気になるところです。

実に楽しく易しく解りやすい内容。さすが元教師と思ってしまいます。
紫堂恭子さんの「オリスルートの銀の小枝」




で試験勉強をしている回がありましたが、あれはもっと昔に知りたかったわ…!特に歴史…。
この方も確か、教師していましたよね。実に正しい勉強法だと思われます。

posted by さみお at 00:12| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 北村薫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月05日

179「冬のオペラ」北村薫 〈図〉



これ、このシリーズってこれ1冊だけなんでしょうか?
かなり特異なキャラなのに。探偵役の巫さん。
アルバイトで生計をたてている「名探偵」ですよ。
語り手であるあゆみちゃんが初めてそのシーンに遭遇しているところ、も、映像バッチリ思い浮かんだのに。
本当に「名探偵」なんだけど、いかんせん知名度がない。ので依頼者がこない為、お金がない。電話で話し聞くだけで犯人が解っちゃうのに。
しかし、確かに某探偵少年達のように、行く先々で殺人事件には巡り合いたくないよね。というかそういう人達と旅行はしたくないよね(笑)
探偵って本当に警察に協力とかしてんですか?????
そしていつもながら北村さんの描く女性は美しい。
初めて読んだのは「ターン」で、その頃覆面作家だったとは知りませんでしたが、男性だろうな、とは思ってました。
だって美しすぎるんですよ、女性が。
同性なら逆にこんな風に書けないんじゃないかと思います。
今回ちょっと悲しい終りでしたけど、やはり後で思い浮かべる印象は
「綺麗」なんですよね。
たまに無性に読みたくなる作家さんです。
posted by さみお at 18:43| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 北村薫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月07日

143「ニッポン硬貨の謎 −エラリー・クイーン最後の事件−」 北村薫(図〉



こちらが先日書いたの北村薫さん版解答の小説です。
なんかもー色々すごすぎて私には上手く書けないんですが、なんでこの方小説家なんですかね?研究者とかじゃないんですかね?や、北村さんの本好きなんで小説家で嬉しいんですけどね。
謎を解くだけでなく、エラリー・クイーンの小説の技法についての北村さん的見解の本でもあります。
これでもそんなような事やってたような。


よく漫画とかでは出てきますが、大学の「文学部」ってどーいうことするんだろうって思ってたんですけど、こーいう研究するようなとこですか?

それにしてもこの本。
エラリー・クイーンが書いたと言う体裁をとっているのですが、その為、注釈が多いんです。それがちょっと読みづらくもあったんですけど、日本で出版されてるクイーンの本を読んで、更に原語版にも精通していないと書けないですよね…。
ちなみに私ほんとのクイーンの本は中学時代にそうとは知らずに読んだ「エジプト十字架の秘密」しか知りません。
内容はぶっちゃけ忘れてます。ただ、いよーにエラリーが「エジプト十字架」に拘っていた事は覚えています。しかも結局こじつけじゃん!と思ったのも覚えてます。とゆーかそれしか覚えてないというか。
つーわけで北村さんの講釈は半ば無視しました!(笑)
それでも「六の宮〜」よりは解る内容ですが。
この本って逆輸入とかされてないんでしょうかね?
英語圏のクイーンファンの方達の反応をちょっと見てみたいです。
posted by さみお at 01:32| ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 北村薫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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