2008年12月12日

311「〈新釈〉走れメロス 」森見登美彦 〈図〉



ミステリには「バカミス」ってあるけどファンタジーにはそういうの何かないでしょうか?そもそも荒唐無稽だから無いのか。でもこの人はそんな形容?が似合う作家さんだと思うのです。
でも結構普通に読めたかも…表題作以外は。

なんて笑えるメロスだ!走れメロスというよりは逃げろメロスなんですけど。確かに走っている。意外にも頑張って走っている。
私はむしろ芹名君の方が凄いと思ったけど。だって何もいわずに来ないこと解ってて引き受けるわけでしょう…?しかしひねくれまくった上での凄い友情と信頼。
時間内に戻ってくるつもりもないのに、どうして最後大学へ戻ってしまったのかがよくわからんのですけど(間に合わないと確信したから??)しかし熱いのは本人達ばかりなり。楽団の皆様たちがかわいそうですよね(笑)

この本の中で原文を読んだことが無いのは最後の2編、「桜の森の満開の下」と「百物語」だったんですけど、前者は森見版を読んでから原文を読み、後者は原文を先に読みました。ちなみに「青空文庫」にて。(勝手な思い込みかもしれませんが、やはり古典名作は縦書きで読みたいですね。なんか雰囲気変わる)
桜〜は原文の女がこえぇぇ!!絶対元旦那はもてあましてたって!!
なんであんな遊びすんの?着飾るのは解るけど、あの遊びはなんなの!?お人形さん遊びの一環なの!?だとしても不気味すぎるわよ…。家中臭かっただろうなぁ…;;
そして「百物語」の原文は、すんません。さっぱり面白さが解りませんでした。だから、何?って言いたくなる(これだからエンタメしか読めない)しかし同じテーマで書いていらっしゃる森見版はその辺が実にわかりやすく書いていて良かったですねぇ。
森版はまた漢字も多いし、わからない横文字多数。う〜んさすが鴎外。しかし「百物語」と聞くとやはり恐い話を想像するではないですか。これは違うんだもんねぇ。しかもなんだ、鴎外版は結局その会すらもつまらなかったのかい;

ま、どれもこれもうまーく現代版になっているなあと思いました。
色々「夜は短し〜」とリンクしてるのでそれも楽しめるかも。
posted by さみお at 19:36| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 森見登美彦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月24日

291「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦 〈図〉



ファンタジーかしら…ファンタジーよね?
これはこの文体と内容に入っていけないと少々辛いかもしれませんが、入ってしまえばすごく楽しめるかと思います。
そういう私は初めはちょっと集中できなくてなかなか頭に入ってこなかったのですが;でも色々と楽しい設定でなんというかいっつも思うんだけど、どこからこのようなエピソードを発想するのでしょうか!?主人公の奔走する姿が非常に楽しいですv

文章は一人称。しかし口調が芝居がかっています。
そう、まるで演劇の舞台をみているかのような感じになります。
名前の出てこない主人公たちは女の子は超がつく純真!天真爛漫!表紙のイメージぴったり!これは確かに可愛い!相手役の「先輩」が恋に落ちるのも解るというものです。
でも「先輩」は逆にあんまり表紙のイメージの青年ではないなぁ…。
漫画があるんですよね。ちょっと見てみたいかも。

しかしイメージとしては特に2話目。私の中ではこの方になってましたね。宮本福助さん。



なんていうかオヤジが多く出てくるかなりどうでもいい争いを、たのし〜〜く描いて下さるので(笑)
李白さんなんてまさにこの方の絵で見たい!ていうか上の漫画のおじいちゃんがまんまですがな。

お話は色々と不思議なところがあるのですが、東堂さんは2回鯉を飛ばされたの??それともあれは過去とリンクしているということ??

posted by さみお at 02:52| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 森見登美彦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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