2008年08月16日

264「えんの松原」伊藤遊 /太田大八 〈図〉



面白かったです。えんの松原の描写なんてそりゃもう怖くて。

主人公は女しかいられない場所に訳あって住んでいる為、女装をしている少年音羽です。
しかし女装に違和感がない顔なのです。あら、見てみたい。

それにしてもなんというか、この方の描かれる人間はリアル。
誰も彼も周囲にいるよねっていうキャラばかりです。
音羽と伴内侍とがだんだん心通じ合っていくのが良かったなぁ。
憲平は将来夏君(なつき)と結婚するのかしら…めちゃめちゃ尻にしかれそうですけども。
そして音羽のたらしっぷりに感嘆(笑)
綾若は勿論失恋決定ですが、本当に音羽が狐だと思いそうだし、恋多き人間のようなのですぐに次の相手を見つけることでしょう。
続きではないっす
posted by さみお at 02:01| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 伊藤遊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月28日

261「鬼の橋」伊藤遊/太田大八 〈図〉




小野篁少年時代のお話。
小野篁については昼は役人、夜は井戸からあの世へ通い、地獄で閻魔大王の右腕という実におおざっぱな伝説なら勿論聞いた事はありますが、古典をちゃんと読んだ事はないので詳しい事は解りません。神社オタクの友人がそりゃ詳しいのですが。
本の中でも冥府行きまくり。いや、冥府は行って無いな。その手前の橋まで。賽の河原ってとこですね。
日本昔話ファンタジー(御伽噺と訳されるんですか?)ですが、メインは篁少年の成長です。妹を自分の自分のせいでなくしてしまったと思って抜け殻のようになっているところからどう復活するか。
ラストの方はもう読んでて「強くなったねぇ」と嬉しくなっちゃって。
坂上将軍には切なくなっちゃうし、牛頭馬頭はなかなか怖いし、盛りだくさんで面白かったです。
ただ、恋は無かった!残念!
でも妹への思いがまるで恋人のようだよ、篁君。

密かに格好良いと思ったのは実はお父様でした。おかーさま怖かったけどな。だめよ、子どもの前で醜態晒しちゃ。
posted by さみお at 02:30| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 伊藤遊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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