2007年09月24日

137「憑神」 浅田次郎(友〉



同僚の衿ちゃんに貸してもらいました。
抱腹絶倒…とまではいかないものの、時折ぷっと吹き出したくなる時はありました。読んだのは数少ないですが、浅田さんの作品でそんなの初めて。
特に鎧に並んで大きな力士がちょこんと座っていた時かな。なんか漫画的に絵がありありと浮かびました。非常に可愛い。
それにしても初めは読むの苦労しました。
見慣れない単語の羅列というのもあるんですが、なんか文体が文語調。近頃児童文学ばかり読んでいた私にはなかなかその文体になじめませんでした。というか頭使った…。
そして何とか読み終わった私には映画のポスター等の主人公の表情が不満なんですけど。
だって結局は美しい生き様を見せた、格好いい役どころじゃないですか。
私はあのポスターを初めて見た時、品川さんに見えたんですが。(今でも見えますが)何であんな困った顔ばっかり?確かに各災厄に見舞われているけど、私には本を読んであの表情は思い浮かばなかった。
うーん、映画を見れば納得するのかなぁ。
でも配役はいいですね。貧乏神なんて、あれはもう西田さんしかいないでしょ!
大抵の貧乏神の姿って描かれる時は同じく貧乏そうな感じですが、この中では違います。いっそ詐欺のような感じもしますが、裕福な商人姿。疫病神はけして不健康そうではなく、大きくて立派な力士姿。そして人を死に至らしめる死神は可愛い少女姿。彼らは必ず逆の姿をしているのです。…やっぱ詐欺の手口だよね。
神様も縦社会で、でも仕事にプライド持ってやってるっていうのがいいですね。彼らは実に仕事熱心なだけなのです。
「しゃばけ」に出てくる貧乏神は、あまりに歓迎されて接待されたので早々に逃げ出したんでしたっけか。
それにしてもどうして人間は生きる事に何かを見出さなくては生きていけなくなったんですかねぇ。生物は「生きる事」が目的なのに。
あ、ちゅらさんのおばあは違うか。
「生きてるだけで丸儲け」ですもんね。素晴らしい。
ラベル:憑神 浅田次郎
posted by さみお at 00:41| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 浅田次郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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