2010年03月23日

535「“文学少女”と死にたがりの道化」野村美月〈図〉




突発的に読んでみたくなって借りてきました。
…何だろう。裏表紙に「ミステリアス学園コメディ」と書いてあるんですが…、このくらいはコメディとは言わないような。
それにしてもまさか主人公は、「本当に小説の書かれた紙を食べている」とは思いませんでした。
一体いつから…。紙とインクの味しかしないんじゃ…と私なんかは思ってしまうんですけど。…親御さん心配したでしょうねぇ…。まぁ何も食べずに生きていけるという人間も存在しているらしいですから、紙からどうにか栄養を取っているのでしょう。

話は太宰治の人間失格を上手に使って、ミステリ仕立てなのですが、やっぱり切なさが勝ってしまいます。
うーん、沖縄でも行って、生きてるだけでも丸儲けという精神を学んで来い!というのではこういう方は救われないのでしょうねぇ。
他人の悲しいことを悲しいと思わないのに、それを恥ずかしいと思う気持ちはあるんだなぁ…と不思議に思ったのですが、違うか。大多数の人が感じるところとは違うところできっと悲しいと思うのでしょう。
そーするとやはり、問題の根底は自分と同じタイプの人間が周囲にいないという「孤独」ということでしょうか。大なり小なり人間なんて皆そういうところあると思いますけど、…振り幅が大きいとまた違うか。
…私には人は救えないな。

さて、心葉くんの過去ですが。今一この中ではすっきりと開かされてませんね。そこだけがちょっと消化不良です。

posted by さみお at 22:55| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 野村美月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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